枡野浩一様さまへ質問その３

枡野浩一様へ
　ずっと以前から私のテーマであり続けていたのですが考えがまとまらず今に至っている点が
　あります。
　それは、俵万智さんの存在です。『サラダ記念日』はベストセラ−となり評価ができます。
　たぶん、その前後にこれほどの売れた歌集はないでしょう。
　しかし、その後の歌壇においては口語化が多くなり、短歌の定型、日本語の美しさの退廃化
　が進んでいるような気がします。要は素人の時代、みな俵万智の短歌を真似ているしかない
　状態のような気がします。
　確かに話題となる歌集はあり、歌集の批評会なども盛んに行われておりますが、俵万智を越す
　ような歌集はでておりません。
　俵万智さん自身もその後活躍はしていますが、『サラダ記念日』ほどのものはないが、今や
　与謝野晶子を思わせるような感じがしています。
　枡野さんは、俵万智さんの前後の歌壇界・短歌についてどう思われているでしょうか。
　よろしくお願いします。